【ネタバレ有★3】映画「素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店」安楽死が認められているオランダならではの映画
『自殺希望者のふたりが、死への旅を計画実行してくれる組織(自殺ほう助企業)で出会う』という話。重いストーリーの作品ではないです。
2015年公開、オランダの作品です。
基本情報
あらすじ
オランダの大富豪の息子ヤーコブ(イェロン・ファン・コーニンスブルッヘ)は、母の死後に自殺しようとするもあえなく失敗。偶然知ったベルギーの代理店が「最終目的地への特別な旅」のプラン、つまり自殺ほう助を行うサービスを提供していたことから、ヤーコブはどのタイミングで死ぬかわからないサプライズコースに申し込む。ところが同じコースを選んだアンネ(ジョルジナ・フェルバーン)と出会い、心境が変化していき……。
キャスト・出演・上映時間
出演者
ヤーコブ…イェルーン・ファン・コーニングスブリュッヘ
アンネ…ジョルジナ・フェルバーン
ムラー…ヤン・デクレイル
Mr.ジョーンズ…ヘンリー・グッドマン
上映時間:102分
感想
★★★☆☆(3)
なるほどそういうサプライズか。
はじめてオランダの映画を見ました。言語がさっぱり分からず、ひたすら字幕を見ていました。 耳が疲れました。
この映画の主人公は『自殺希望者』なわけですが、これは『安楽死』が認められているオランダならではの設定なのかもしれません。物語は主人公を中心に、比較的コミカルに描かれているので、特に重たい気持ちにはなりませんでした。
「自ら死を選択するなんて安楽死であっても許されない!」という思想を持った人には不向きな映画だと思います。
心に残ったシーン
好きなシーン
ヤーコブとアンネの出会い
ヤーコブは(死への)旅行代理店で『サプライズ』という死に方を選びました。"ある日突然、何の前置きもなく自然に訪れる死"という死に方です。棺を選んでいる時に、アンネに出会います。この段階では2人とも自殺希望者。アンネも『サプライズ』を選んだといいます。ここでてっきり「"ふたりは恋に落ち、もっと一緒に生きてみたい"という展開になる、彼女との出会いがサプライズ」かと思っていました。その意味では正解で、ある意味では違っていました。
素敵なサプライズの正体
ヤーコブが選んだ『サプライズ』という死に方。そのサプライズの正体は、アンネ。アンネは代理店社長の養女で、ヤーコブを殺す役割を持って彼に近づいていました。しかしアンネは父を説得し、2人は結婚。最後はヤーコブも代理店の社員になっていました。
嫌なシーン
何語を話している??
ところどころで英語が聞こえてきますが、基本的に何語で話しているのかさっぱりでした。主要のオランダ語の他に、フランス語ドイツ語など多言語を用いているようです。馴染みの無い言語なので感情移入しにくかったです。字幕は必至だと思います。
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