【ネタバレ★4】痛快なクライム&ミュージカル「シカゴ」の感想
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基本情報
あらすじ
1920年代のシカゴ。そこは、犯罪さえもエンターテインメントにしまうショービジネスの街。スターを夢見るロキシーは、キャバレーの専属歌手ヴェルマのステージを羨望の眼差しで見ていた。そんなロキシーはある日、ショーに売り込むとの約束を守らなかった愛人と諍いを起こし、ついに彼を撃ち殺してしまう。そして逮捕され留置所に送られたロキシーは、驚くことにあのヴェルマと出会った。彼女は不倫した夫と妹を殺した罪に問われていた。しかし、マスコミ操作に長けた辣腕弁護士ビリーのおかげで、巷では一躍スター扱い。ロキシーも同じ手段でヴェルマ以上の注目を浴びようとビリーを雇うのだが…。(映画 シカゴ - allcinema)
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映画データ
公開:2002年
監督: ロブ・マーシャル
上映時間:113分
制作国:アメリカ
役名 | 紹介 | 声 |
---|---|---|
ロキシー・ハート | キャバレーの専属歌手。不倫した実妹と夫を射殺して収監。 | レネー・ゼルウィガー |
ヴェルマ・ケリー | ロキシーのようなスターに憧れる主婦。自分をキャバレーに売り込む約束を反古にした愛人を射殺して収監。 | キャサリン・ゼタ=ジョーンズ |
ビリー・フリン | お金に目が無い敏腕弁護士。メディアコントロールに長けている。 | リチャード・ギア |
メイトロン・“ママ”・モートン | ヴェルマ、ロキシーが収監された「殺人棟」の管理人。 | クイーン・ラティファ |
感想
★★★★☆(4)収監されてからが本番です。
ざっくりストーリー
ヴェルマ収監→ロキシー収監。フリンのメディアコントロール力で既にクライムスター化していたヴェルマを見て、ロキシーもフリンと契約します。フリンはロキシーを「都市生活に疲れて過ちを犯した悲劇のヒロイン」に仕立て上げますが、出し抜かれたヴェルマは激高。ヴェルマはロキシーとコンビを組んで更なるスターになろうと持ちかけますが、今まで冷たくあしらってきたせいですげなく断られます。
そんな二人がいがみあっている間に世間には別のクライムスターが登場、世の中は常にゴシップを求めていることが伺えます。しかし計算高いロキシーは妊娠したと嘘をつき一夜にして名声を取り戻すのでした。自信の力を過信したロキシーはフリンを解雇しますが、同時期に殺人棟のメンバーが死刑になりびびって再契約。ロキシーの裁判が始まります。彼女は晴れて無罪判決を得ますが、新しい刺激的な犯罪は次々起き、いつまでもスターではいられないのです。
釈放された二人は別々に活動していましたがぱっとせず、ある日ヴェルマは有名になるため「2人の殺人者」としてヴォードヴィルに登場することを提案します。ロキシーは最初は断るが、お互い恨み続けるよりも共演した方が良いと気付きこれを受け入れます。そしてそのステージは大成功!きらびやかな舞台の上で「貴方達のおかげ」と客席に感謝するのでした。
最後のセリフは皮肉かな
ブロードウェイミュージカル「シカゴ」の映画化。なんでも実話だとか。いや~民衆がメディアに踊らされる雑な時代…今もそうかな。とはいえ舞台は第一次世界大戦の特需に沸くアメリカ。ジャズや野球、チャップリンの映画など、アメリカ文化が隆盛を誇った時期の空気感も感じられます。
所謂ミュージカル映画って「サウンドオブミュージック」のイメージのせいか純愛や家族愛を描いる作品が多そうで(御幣があるけど)退屈なんじゃないかと思ってしまうんですが、これは「女達の犯罪&成り上がり(引きずりおろし)」がベースにあるのでどこかコミカル。腹の決まった女達が自分の名誉地位栄光のためふるまう姿は見ていてスカっとします。民衆が犯罪をゴシップとして消費していきそれが過熱する様は現代社会のよう。ヴェルマとロキシーの二人は最後に客席に向かって感謝の言葉と投げキスをするのですが、「(ゴシップ好きな)あなたたちのおかげで(成功した)」みたいな皮肉もあるのかな。とも思いました。
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