【ネタバレ有★3】「クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」ひろしがふたり!ロボとーちゃんの正体は?
あらすじ
ギックリ腰で腰を痛めたひろしは突如現れた謎の美女に連れられ、マッサージも兼ねてエステの「無料体験」を受けることに。
エステを終えて家に着いたひろしだったが、そこで自分の体がロボットになっていることに気づき驚く。ロボットになった自分を前に警戒心むき出しのみさえに対し大喜びのしんのすけ。
そんな中ひろしは、自分の体がロボットになった原因があのエステサロンであったことに気づく。それは、邪険に扱われる日本の弱い父親達の復権を企てる『父ゆれ同盟』の恐るべき陰謀だった。
「家族は、オレが守る!!」
崩壊寸前のカスカベを前にロボットになったひろし=ロボとーちゃんが、しんのすけと共に立ち上がる。
ネタバレ感想
ロボとーちゃんの正体
ロボットひろしの正体。実は、ひろしの記憶や性格を、そっくりそのままコピーした、“ただのロボット”
つまり、ひろしがロボットになったわけではなく、ひろしのすべてがインプットされたロボットが製造されていた、ということです。
人間のひろしは、悪党『父ゆれ同盟』のアジトのようなところに囚われていました。
父ゆれ同盟の目的
父ゆれ同盟の目的は、かつての雷おやじ的な「父親の威厳を取り戻す」こと。
映画の中には、休日家にいても邪魔だと追い出されたお父さん達が集まっているシーンがあります。公園の喫煙場所でタバコを吸っていると、お母さん集団達がやってきて、「子どもが遊ぶからタバコ吸うのをやめてほしい」と言ってきます。
言いなりになっている夫たち、父親としての肩身の狭さ。このような状況を見かねて、父ゆれ同盟はロボットひろしを使って動き出します。
実際、ロボットひろしには雷おやじのプログラム(?)がインプットされています。ひげをつけるとそのモードになり、家族に怒鳴り散らしたり、机をひっくり返したり、やりたい放題やってました。
結末
最後、ロボひろしと人間ひろしは腕相撲で、どちらが本当のとーちゃんかなのか、決着をつけます。人間のひろしが勝つわけですが、ロボひろしが身を引いた感じです。記憶も性格も、中身は何もかも人間のひろしと同じ、でも自分は『コピー』であり、『偽者』。そう悟ったのでしょう。涙なしではみられない話です。