【ネタバレ有★5】サイコ足長おじさんが最高なので前後作の罪深さが深まる「羊たちの沈黙」
「羊たちの沈黙」をU-NEXTで見ました。大好きな映画なので長いです。
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基本情報
あらすじ
FBIの訓練生・クラリスは、女性を誘拐して皮を剥ぐ連続殺人鬼の捜査に加わることに。彼女の任務は獄中の天才精神科医・レクター博士の協力を得ることだった。クラリスは自分の過去を語ることと引き換えに、レクターから事件の手掛かりを聞き出すが…。(「羊たちの沈黙」の動画視聴・あらすじ | U-NEXT )
映画データ
公開:1990年
監督:ジョナサン・デミ
上映時間:118分
制作国:アメリカ
役名 | 紹介 | 俳優 |
---|---|---|
クラリス・スターリング | FBIアカデミーの実習生(ほぼ紅一点)バッファロー・ビル事件解明のために、監禁中の凶悪殺人犯レクター博士に面会に行く。 | ジョディ・フォスター |
ハンニバル・レクター | 元精神科医の囚人。クラリスに彼女自身の過去を語らせることと引き換えに助言することを約束する。 | アンソニー・ホプキンス |
クロフォード主任捜査官 | クラリスの上司。クラリスの優秀さと美貌に目をつけて、彼女をレクターのもとに送り込む。 | スコット・グレン |
チルトン医師 | 自身の出世のためにレクターを上院議員に売り込む。後にレクターのお食事になる。 | アンソニー・ヒールド |
ほか |
感想
★★★★★(5)「サイコ足長おじさん支持派」垂涎の一本
大好きな映画です。レクターとクラリスの関係性を、善と悪、教師と生徒、父と娘、純粋さと狂気etc…様々な対比に重ねて見ることが出来るから、何回観ても面白い。
レクターにいいようにされるまいと意気込むクラリス(J.フォスター)の孤軍奮闘がまるで少女のよう。レクター博士のサイコ足長おじさん的なふるまいが大好きで、「ハンニバル(続編)」も女優さんこそ違いましたが、楽しく見れました。でも「レッドドラゴン(羊たちの沈黙の前編とされる話)」はあんまり好きになれなかった…というのも、「(クラリスにとっての)サイコ足長おじさん」であってほしかったからなんですよねー。という話を今日はします。
レッドドラゴンが作られるまでに想像してたレクター像
っていうのがあって、「羊たちの沈黙」はレクター博士が圧倒的に優位に見える。彼はほとんどの場面で精神的に場を掌握している、完璧な紳士で、悪役なんですよね。みんながレクターの手のひらで踊らされている、実際そうだったんでしょう、でも!そもそも、レクターって何で捕まってしまったんだろう。というところに想像の余地があったはず。圧倒的に強く賢く狂っているのに、檻の中にいて、クラリスのような弱い女性と対話をするアンバランスさがロマンチックだった。彼ほどの知能や技術(?)があるサイコパスだったら、捕まる事自体不自然だし、拘束中も、クラリスのような訪問者を待たずとも脱出できたんじゃないのかと。
サイコ足長おじさんの孤独が切な…くはないけど
そこで「実は暇潰しだったんじゃないか説」を推したかったんです。彼の精神科医生活では狂った人間(自身と同じタイプの人間)と出会うのは容易だったはず。でもレクターより賢く、レクターより狂った人間なんてそういない。彼は退屈していた、寂しかったんじゃないかと思います。だから(?あるいは孤独で?)間逆の人間に出会ってみたいと思った、それであえてFBIに捕まってみた…捕まるのも拘束されるのもレクターにとっては面白くはないだろうけど、まあ我慢できる範囲の事だった(あとで殺して食べちゃえばいいし実際そうした。不満もスパイスみたいなものだったはず)それほどクラリスのように純真で高潔な人間を待っていた…みたいな話がよかった…のに…レッドドラゴンめ…。わりと普通のサイコおっさんじゃん…。
クラリスさん最強説
確かにクラリスは誠実で、優秀で、可愛らしいキャラクターではあるんだけど、それだけじゃないというか、彼女の「無自覚なおやじ転がし力」こそが最強だったのでは…。みたいなことを考えたりしてました。ヒット作品のの前後作って罪深いですね。
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