【ネタバレ有★4】映画「夜明け告げるルーのうた」劇中歌とアニメーションの一体感に引き込まれる
U-NEXTで観ました。田舎の港町で起こったファンタジーです。朝ごはんのシーンがあって、あさりの味噌汁と焼き魚が出てきます。港の子は魚をきれいに食べるなぁと思いました。
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基本情報
あらすじ
寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイは、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。
ある日、クラスメイトの国夫と遊歩に、彼らが組んでいるバンド「セイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚の少女・ルーが3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。
しかし、古来より日無町では、人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう。そして訪れる町の危機。カイは心からの叫びで町を救うことができるのだろうか?
映画データ
公開:2017年
監督:湯浅政明
上映時間:107分
キャラクター | 紹介 | 声 |
---|---|---|
ルー | 人魚の女の子。音楽に寄って来る。音楽が鳴っている間は魚の尾が人の脚に変わる。ダンスが上手 | 谷花音 |
足元カイ | 東京都出身の中学3年生。音楽を作っている。あまり感情的でない男の子。 | 下田翔大 |
海老名遊歩 |
カイと同級生の女の子。バンド『セイレーン』のボーカル。カイの父が勤めている『えびな水産』の娘。 |
寿美菜子 |
国夫 | カイと同級生の男の子。バンド『セイレーン』のギター。お寺の子。 | 斉藤壮馬 |
足元照夫 (カイの父) |
妻との離婚後、カイと共に日無町に引っ越して来た。 | 鈴村健一 |
カイの祖父 | 釣具屋。傘も作っている。幼いころに母親を亡くしていて、人魚に襲われたと思っている。 | 柄本明 |
感想
★★★★☆(4)
絵がきれい。歌もダンスもあるポップなファンタジーだった
劇中に何曲か歌が流れます。アニメーションにはまっていてどれも印象的な歌でした。
人魚島で、カイと遊歩と国夫の3人がバンドの練習をしている時はじめてルーと出会います。ルーが歌う声がとても機械的で、サイボーグっぽかったです。そのままオープニングPVが流れますが、アニメの世界観にぴったりのOPでとても引き込まれました。
最初から最後までカラフルでポップなアニメーションでした。
心に残ったシーン
お気に入り
カイが加わって3人になったセイレーンが、浜辺で行われる町の燈篭祭でバンドを披露することに。ルーは正体がバレないようにクーラーボックスの中へ。しかし燈篭が空へあがる景色を見てテンションがあがったのか、ルーの魔法で浜辺にいた全員が踊りだします。
ミュージカルではないですが、ダンスの動きが独特で、脚だけリズムを取っていたり、全員の脚がきれいに揃ってぶんぶん回しながら行進したり、昔のアメアニみたいでした。
人魚に噛まれると人魚になります。保健所にいる犬たちをルーが噛んで、『人魚』改め『わんぎょ』にして助けます。わんぎょたちは海へと還っていきました。
人魚は日に当たると燃えてしまいます。わんぎょになったブルドッグが、海へ還る途中で日に当たってしまい燃えてそうになるところをルーが助けます。そこから2匹がずっといっしょにいました。
わんぎょが、カイの通う塾の窓に向かって口から水をふくシーンと、漁港で網にかかった魚を食べてしまい、お腹がまんまるになっている姿が可愛かったです。
とてもおっとりしていて、ルーがカイたちにお世話になるようになってから、パパも陸に上がってきました。商工会議所に勤めているっぽいです。
娘のピンチに、体中が炎で燃え上がる中全力疾走するシーンが感動的でした。
イラッとするシーン
遊歩はルーに嫉妬してツイッターに「人魚に食べられる」とツイートして、携帯を海に捨て姿を消します。街中の人行方不明だと心配して探しているのに、先輩の家にお邪魔してパスタをごちそうになっていました。海辺で遊歩の形態を見つけた遊歩の父親が、人魚に激怒してルーを檻に閉じ込めてしまいます。
遊歩はそれを知ってやって来ますが、隠れて見ているだけ。檻に日光が差して、ルーにまで及んでいるのに全然姿を現さず『嫉妬』ごときでいったい何を考えてるのかよく分かりません。
『夜明け告げるルーのうた』告知映像♯11 - YouTube
ルーに日が当たるギリギリになってようやく遊歩は姿を出し、まるで自分が悲劇のヒロインかのようにギャンギャン言って、父親にSTOPをかけます。その場にいたのになぜもっと早くに出てこられないのか。タイミング的には見殺し寸前でした。
結局ルーを助けたのはルーのパパでした。
人魚の祠(ほこら)か何かを倒してしまい、町の一部だけが海に沈もうとしています。ルーや他の人魚たちは協力して町民を安全地帯に避難させます。カイも助けに行こうと遊歩に声をかけます。しかし遊歩は「私なんて何の役にもたたない」みたいなことを言います。まるで「そんなことないよ」って言ってほしいような言い方でイラっとしました。
前半からかなりのかまってちゃんではあったけど、明るくて可愛いイメージだったのに、行方不明の件から一気にうざかったです。
『夜明け告げるルーのうた』告知映像♯11 - YouTube
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