【ネタバレ有★4】映画「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」ハンソロがハンソロになるまでのストーリー。
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」ミッドタウン日比谷のTOHOシネマズで観ました。新しいシネコンっていいですね。日比谷公園を臨むロビーの見晴らしがすごく綺麗で良かったです。平日の映画鑑賞はどうしても職場の近くや繁華街を選びがちですが、休日ならこっちを選ぶかも。
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「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の基本情報
あらすじ
『スター・ウォーズシリーズ』のスピンオフ作品「アンソロジー・シリーズ」の第2作で、時系列では『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の13～10年前となる。映画のテーマはスペース・ウェスタンであり、過去のシリーズでハリソン・フォードが演じたアウトローな密輸業者ハン・ソロの若かりし頃が明らかになり、彼の愛機ミレニアム・ファルコンとその所有者ランド・カルリジアン、相棒チューバッカとの初めての出会いが描かれる。(ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー - Wikipedia)
キャスト/出演/上映時間
監督: ロン・ハワード
出演者（役名）: オールデン・エアエンライク（ハン・ソロ）
ウッディ・ハレルソン（ドバイアス・ベケット）
エミリア・クラーク（キーラ）
ドナルド・グローバー（ランド・カルリジアン）
タンディ・ニュートン（ヴァル）
上映時間: 135分
「ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー」の感想
★★★★☆（4）安心して観れる2Ｈだった。
★★★★☆（4）お気に入り。ローグ・ワンも良かったけど、手に汗握ってしまうローグ・ワンに比べたら明るく、読後感（？）も爽やか。
SWシリーズ作品って、「映画単体としてどうなのか」の他にも、「シリーズとしてどう評価するのか」「どこからどこまでを一区切りとして評価するのか」という視点が産まれてしまいます。
今までにリリースされた二つのスピンオフ作品はどこを切り取っても対照的。
- ハン・ソロ…シニカルなヒーロー達/コミカルな表現も多く/テンポのいい
- ローグ・ワン…ピュアなヒーロー達/シリアスで/重厚な
明暗のコントラストが良かったなと思いました。
心に残ったシーン
特に好きなシーン（時系列）は
- ハンソロの名前の由来が物語によって明かされるところ
- L3とキーラという女性達のキャラクター、なびかなさ
（1）映画冒頭。ハンはキーラとの脱出に失敗した後、1人帝国軍のパイロットアカデミーのリクルートセンターに潜り込む。登録時に名前を尋ねられ、「ハン」と名乗り、フルネームが必要なため兵士に「ソロ」という名前を与えられる…。という流れなのですが、既存作品で今まで語られなかった部分（あんま考えてなかったと思われる部分）や、余白をうまく活用したストーリーテリングに感心しました。気が利いてるな～。7以降のSWは熱狂的なSWファンが同人誌を作ってるかのように感じるときすらあります。
（2）女達のキャラクターが立っていて良かった。
ランドの相棒として登場する女性型ドロイド「Ｌ3」が最高でした。ストーリーから外れて、ロボットの人権（ロボ権？）を求めて邁進する活動家っぽいふるまい（と、何だかんだ言いながらそれを尊重するランド）も可愛かった。
また、冒頭でハンと共に脱出するはずだったかつでの恋人、キーラ。後半に敵側（？）の謎めいた女として再登場以降、モダンな衣装も彼女の立場をうまく表現していたと思います。何らかの形で再登場してほしいキャラクターです。
この二人の女性が、（キーラはダースモールへの恐れからハンソロと行動をともに出来なかっただけかもしれないけど、ありきたりな男女のハッピーエンド映画にならなかったという点で）男性達の意思と反した行動を取ったのがまた良かったな。
ハリソン・フォードにはちっとも似ていないのに、ハン・ソロに見えてくる不思議。
ハンソロはハリソンフォードだけのもの。という固定概念を打ち破る、3000人のオーディションからハンソロ役を勝ち取ったオールデン・エアエンライク。予告の段階ではいやいやハンソロには見えないでしょ…と思っていたのに、実際に見始めると、物語が進むにつれ、どんどん「（今まで自分が知っていた）ハン・ソロに見えてくる」のが不思議。笑い方、立ち方まで似てる気がします。長くSWを観て来た方ならもっとツボに入ってしまうポイントが沢山ありそうです。
また、この物語の登場人物たちは皆フォースを鍵としない関係なので「不思議な力の働き」に対してあれこれ思いを巡らせる必要なく見ること自体に新鮮さがありました。テンポよく見られたし、「あー面白かった！」で終われるところが良かったです。
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