【ネタバレ有★4】映画「カンフーパンダ」の感想。個性と個性をあわせて大きな力に
基本情報
あらすじ
カンフーを愛する心は人一倍、でもカンフー･マスターなんて夢見るだけのポーは、師匠のシーフー老師、憧れのカンフーの達人「マスター･ファイブ」の力を借りながら、厳しい特訓を受け成長していく。-Hulu-
キャスト・出演・上映時間
上映時間：92分
監督： マーク･オズボーン / ジョン･スティーヴンソン
製作国：アメリカ合衆国
| キャラクター | 紹介 | 日本語吹替え |
|---|---|---|
| ポー | 主人公であるジャイアントパンダ。実家はラーメン屋。カンフーおたくと呼べるほどのカンフー好きで、知識はかなりのものだが、実際のカンフーは一度もやったことが無い。 | 山口達也 |
| シーフー老師 | ウーグウェイ導師の弟子でありポー、タイガー、モンキー、カマキリ、ヘビ、ツルの師匠。カンフーはウーグウェイ導師に次ぐ実力者。タイ・ランを愛するあまり心の闇に気づけなかったため、タイ・ランが村を襲った際に止めることができなかった。 | 笹野高史 |
| タイ・ラン | 元々は、シーフー老師に拾われた捨て子だった。小さい頃に遊びで人形と戯れているところをシーフー老師が見つけ、カンフーの才能を感じる。その後、本格的な特訓を受けるとその才能が開花。だが、ウーグウェイ導師に心の闇を見透かされ「龍の戦士」になれなかった。その事に怒り狂ったタイ・ランは村を襲い、強引に「龍の巻物」を奪おうとしたが、ウーグウェイ導師に秘孔を突かれて敗れた。 | 中尾彬 |
|
マスター・タイガー （マスターファイブ） |
「龍の戦士」に一番近いといわれるメスの虎。パワーもスピードも精神も一流で自分に厳しいストイックな拳士。はじめはポーを信じられず、いろいろ厳しく接し、ポーにタイ・ランの過去も話した。 | 木村佳乃 |
|
マスター・モンキー （マスターファイブ） |
身軽さと敏捷性では右に出るものはいない。五人のマスターの中では唯一武器を使用するシーンがある。陽気でかかわり易く、ポーをいろいろからかうのが趣味。 | 石丸博也 |
|
マスター・ヘビ （マスターファイブ） |
気まぐれなメスのヘビ。変幻自在に動いて避けるだけでなく、己の体そのもので鞭のような打撃も繰り出すことが出来る。 | MEGUMI |
|
マスター・カマキリ （マスターファイブ） |
体が一番小さい。しかしパワーもスピードも体のどこに宿っているのかと思うほど大きなもの。鍼師としての技術も一流。 | 桐本琢也 |
|
マスター・ツル （マスターファイブ） |
みんなのまとめ役。オスではあるが、何故か母性を感じさせるところがある。優雅に空を舞うだけでなく、翼で攻撃を受け流す。 | 真殿光昭 |
| ウーグウェイ導師 | カンフーの始祖にしてシーフー老師の師匠。「平和の谷」の実質的な指導者でもある。シーフー老師やマスターファイブとは対照的に、ポーの素質を最初から見抜き、彼を龍の戦士に指名する。 | 富田耕生 |
ネタバレ感想
★★★★☆（4）とても面白かった！
竜の戦士になったパンダのポーが厳しい修行の中で、自分らしさを見つけカンフーの達人になる物語。キャラクターそれぞれに特徴があって、それを組み合わせて技となす、マスターファイブvsタイ・ランの戦いで魅せた協力プレーは見物でした。
シュガーラッシュオンラインでラルフを救出するプリンセス達のシーンみたいな感じです。
Disney Princesses save Wreck-It-Ralph
↑プリンセスほど多種多様ではないですが、マスターたちもこんな感じで協力しています。最初のタイ・ラン戦には負けてしまうんですけどね…。
「カンフーパンダ」の名言
いくつかご紹介したいと思います。
- 厳しい修行に耐えるも全く成果のでないポー。「ボクが本当に竜の戦士になれるのかな、諦めてラーメン屋に戻った方がいいかな」と弱音を吐いた時、ウーグウェイ導師が言った言葉
昨日とは過去のもの、明日とは未知のもの、今日の日はもうけもの。それは天の贈り物
アメリカの作家アリス・モース・アールさんの言葉が原典だそうですね。
Yesterday is history, Tomorrow is mystery, and Today is a gift.
That is why we call it “present”.
直訳・・・昨日は歴史。明日は神秘。そして、今日は贈り物。だからそれを“プレゼント”と呼ぶ。
これは英語の"present"には「贈り物」の意味の他に、「現在」という意味があることと掛けているわけです。
- ポーの父が、ラーメンスープに入れる秘密の材料をポーに教えたときの言葉
秘密の材料なんてないんだ。特別にするには、特別だと信じるだけ。
竜の戦士にだけ見ることを許された「竜の巻物」
ポーはシーフー老師の厳しい修行の末、ついに竜の巻物を手にします。しかし巻物の中身は"白紙"。
最初は意味が分からなかったものの、ポーは父の言葉を聞いて、竜の巻物が白紙である意味を悟ります。
最後はパンダ拳で見事にタイ・ランに勝利するポー。続編の２・３も機会があったら見てみたいです。
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【ネタバレ有★3】Youtuberの源流？レジェンド・オブ・バカ達の活躍MTV「jackass」をHuluで。
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Huluの一覧を流し見ていたらなんとも懐かしい番組が！ジャッカス！
基本情報
番組の趣旨＆概要
『ジャッカス』（jackass）は、2000年から2002年にかけてアメリカのケーブルテレビ・チャンネル、MTVによって放送されたテレビ番組である。
子供のイタズラレベルのことをいい大人が敢えてやるという内容で、街頭でのロケも多いため、一般人をターゲットとしたドッキリ番組の要素もある。（ジャッカス - Wikipedia )
と、言ってもイメージが湧かないと思いますのでYoutubeで見つけた比較的まろやかなネタをひとつどうぞ。↓
キャスト・出演・上映時間
放映期間：2000年～2002年
監督：ジョニー・ノックスビル
製作：アメリカ合衆国
| キャスト | 説明 |
|---|---|
| ジョニー・ノックスビル | 監督であり主要な出演者。本職コメディアン。 |
| バム・マージェラ | ジャッカスの凄惨な？イタズラに親をも巻き込む過激派。真の姿はプロスケーター。 |
| ライアン・ダン | パムの右腕的存在。↑の動画で最初に仕掛けられてる人。2011年自動車事故で34才の若さで逝去。 |
| スティーヴォー | スタントマンの仕事もしてるせいか身体はりがち。リンジー・ローハンとドラッグ友達だったとか…。（今はクリーンだそうです） |
| クリス・ポンディアス | このひともスタントマン。来日ジャッカス企画は国内カットの憂き目に合う。現在は俳優としても活躍中。 |
| ジェイソン・アキュナ | ジャッカスのマスコット的存在。小人症をものともせず、その背丈の小ささ（137.5cm）を生かした悪質ないたずらが光る。 |
jackassの特徴
勢い＆すぐ脱ぎすぐ吐く
ので、汚い話・下品な話が生理的に受け付けない！っていう人は回避したほうが無難かな…。本国アメリカでは3作映画化し、しかも3作目はわざわざ3D映画に。それでもちゃんと全米ナンバーワンになるところから、アメリカの笑いの度量の広さ？を感じます。
スーパーや商店で大暴れしたり、道行く人にドッキリを仕掛けたりする回も多くあるので、警察呼ばれたり怒られたりの回数もすごい。ひとしきり笑い終えた後に、これ本当に笑っていいやつなのかな？と思ったり。ざっくりした系統があると思うのですが
- 爆破・フライング系…限界まで振った大量の炭酸ペットボトル群を密室で叩きつける、ジェット機の風圧を受けて飛んでみる等
- 近所迷惑系…狭い商店にラウンドガールとボクサーが入場してきて突然試合がはじまる、スーパーでカーチェイス、キリスト教圏で悪魔礼賛を叫んでぶん殴られる等
- ゲ●・汚物系…考えられない組み合わせの飲料をつくる、咀嚼した食べ物を履いて調理する…等
- 動物と遊ぼう（ただし命がけ）系…闘牛とシーソーゲーム、ボールプールの中にアナコンダを入れて一緒に遊ぶ等
今見るとジャッカスの面々がやっている事（の一部）ってYouTuberっぽいなと思います。友達と無茶やってゲラゲラ笑う、みたいな。日本で言ったらレペゼン地球が縮小版の雰囲気があるかもしれない。
頭からっぽにして笑える
Jackass 3, Exercise Ball Slingshot
基本的に小ネタの連続、短編の集まりなのでシーズンの何話から見ても、各話のどこから見ても一緒です。ジャッカスのメンバーはスケーターとスタントマンが多くを占めるせいか、危険なネタも身体能力の高さで笑いに代える力技。悲惨なことにはあんまりならない。怪我したり火傷したりする回も結構あるけど、基本的には本人含むメンバーが大笑いしている声で終わるので悲壮感はありません。あまりにも流行ったので、真似をした事故などが発生したらしく番組の冒頭には
「警告：番組内で危ない事をやっているのは、スタントマンかただのバカです。よい子やクソガキ、または精神年齢の若い大人のみなさんは絶対に真似をしないでくださいね」（ジャッカス - Wikipedia）
というテロップ（名物）が流れます。
私が好きで今も覚えてるのは、
・オフィス用のコロコロが付いた椅子で巨大クォーターランプ（スケボー練習用の坂）上から滑走する
・病棟から脱走して来た狂人が町で暴れまわるが、追いかけてきたスタッフが荒々しく拘束して救急車に積み込んで去っていく（が、それは全員ジャッカスメンバー）
でした。まだ途中までしか見てないのですが、S1の中にあったら嬉しいなー。もう一回見たい。
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シーズン1だけなのかよ！と思うけど、それでも国内字幕付きで視聴できる有りがたさ。配信は今のところHuluだけみたいです。時折Abemaで再放送があるようですが、時間が限られますもんね。自分が「見たいときに」見れるのは配信のいいところだなと思います。
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【ネタバレ無★3】映画「チャーリーズ・エンジェル」の感想
基本情報
あらすじ
チャーリー・タウンゼント探偵社で働く女探偵・ナタリー、ディラン、アレックスの三人は今日も任務をそつなく遂行していた。そこへ一つの依頼が舞い込む。内容は誘拐された男の救出。彼は通信ソフト会社・ノックステクノロジーの創設者、ノックス。ノックステクノロジーは過去に買収の話を受けていたがノックスはこれを拒否。その買収相手の通信衛星会社・レッドスター社のオーナー、ロジャー・コーウィンが今回の事件に絡んでいるとみたエンジェル達は変装・色仕掛けを巧みに使いコーウィンに接近、情報を収集する。（チャーリーズ・エンジェル (映画) - Wikipedia）
キャスト・出演・上映時間
公開：2000年
上映時間：98分
監督：マックＧ
製作国：アメリカ合衆国
| 役名 | 紹介 | 声 |
|---|---|---|
| ナタリー・クック | エンジェルのひとり。ちょっと抜けている。ださかわいいキャラ。 | |
| ディラン・サンダース | エンジェルのひとり。惚れっぽいけど男運無し。 | ドリュー・バリモア |
| アレックス・マンディ | エンジェルのひとり。頭脳明晰なエージェント。 | ルーシー・リュー |
| ボスレー | 姿を見せないチャーリーの代わりに探偵事務所で働くスタッフ。エンジェル達のサポートをする。 | ビル・マーレイ |
ネタバレ感想
★★★☆☆（3）
正体不明のボス「チャーリー」率いる探偵事務所の女性エージェント（エンジェル）のディラン、ナタリー、アレックスの3人が事件を解決する姿を描く大ヒットアクション。カーレース、スピードボード、飛行機から飛び降りたり、当時おそらく珍しかったワイヤーアクションも満載。
今となってはチャーリーの存在がポリコレ観点から見ると古さを感じさせるものの、自由で、戦えて、自立的で、可愛らしさもあって…女性のアイコニックな作品だなと思います。
女の子の変身アニメを思い出す
明るく楽しいスパイ映画。エンジェル達が潜入操作のためにする変装？コスプレ？がどれも可愛いくて眼福。小さい頃「クリーミィマミ」や「ミンキーモモ」の、いろんな職業に変身するのが面白かったな。というのを思い出しました。ノリとしてはキューティハニーが近いかも。基本的には勧善懲悪だし、頭空っぽにしてさくっと観れる作品です。一番好きなシーンこれ↓
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広義にヒーローものを2本どうでしょうか
【ネタバレ★4】痛快なクライム＆ミュージカル「シカゴ」の感想
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基本情報
あらすじ
1920年代のシカゴ。そこは、犯罪さえもエンターテインメントにしまうショービジネスの街。スターを夢見るロキシーは、キャバレーの専属歌手ヴェルマのステージを羨望の眼差しで見ていた。そんなロキシーはある日、ショーに売り込むとの約束を守らなかった愛人と諍いを起こし、ついに彼を撃ち殺してしまう。そして逮捕され留置所に送られたロキシーは、驚くことにあのヴェルマと出会った。彼女は不倫した夫と妹を殺した罪に問われていた。しかし、マスコミ操作に長けた辣腕弁護士ビリーのおかげで、巷では一躍スター扱い。ロキシーも同じ手段でヴェルマ以上の注目を浴びようとビリーを雇うのだが…。（映画 シカゴ - allcinema）
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映画データ
公開：2002年
監督： ロブ・マーシャル
上映時間：113分
制作国：アメリカ
| 役名 | 紹介 | 声 |
|---|---|---|
| ロキシー・ハート | キャバレーの専属歌手。不倫した実妹と夫を射殺して収監。 | レネー・ゼルウィガー |
| ヴェルマ・ケリー | ロキシーのようなスターに憧れる主婦。自分をキャバレーに売り込む約束を反古にした愛人を射殺して収監。 | キャサリン・ゼタ＝ジョーンズ |
| ビリー・フリン | お金に目が無い敏腕弁護士。メディアコントロールに長けている。 | リチャード・ギア |
| メイトロン・“ママ”・モートン | ヴェルマ、ロキシーが収監された「殺人棟」の管理人。 | クイーン・ラティファ |
感想
★★★★☆（4）収監されてからが本番です。
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ざっくりストーリー
ヴェルマ収監→ロキシー収監。フリンのメディアコントロール力で既にクライムスター化していたヴェルマを見て、ロキシーもフリンと契約します。フリンはロキシーを「都市生活に疲れて過ちを犯した悲劇のヒロイン」に仕立て上げますが、出し抜かれたヴェルマは激高。ヴェルマはロキシーとコンビを組んで更なるスターになろうと持ちかけますが、今まで冷たくあしらってきたせいですげなく断られます。
そんな二人がいがみあっている間に世間には別のクライムスターが登場、世の中は常にゴシップを求めていることが伺えます。しかし計算高いロキシーは妊娠したと嘘をつき一夜にして名声を取り戻すのでした。自信の力を過信したロキシーはフリンを解雇しますが、同時期に殺人棟のメンバーが死刑になりびびって再契約。ロキシーの裁判が始まります。彼女は晴れて無罪判決を得ますが、新しい刺激的な犯罪は次々起き、いつまでもスターではいられないのです。
釈放された二人は別々に活動していましたがぱっとせず、ある日ヴェルマは有名になるため「2人の殺人者」としてヴォードヴィルに登場することを提案します。ロキシーは最初は断るが、お互い恨み続けるよりも共演した方が良いと気付きこれを受け入れます。そしてそのステージは大成功！きらびやかな舞台の上で「貴方達のおかげ」と客席に感謝するのでした。
最後のセリフは皮肉かな
ブロードウェイミュージカル「シカゴ」の映画化。なんでも実話だとか。いや～民衆がメディアに踊らされる雑な時代…今もそうかな。とはいえ舞台は第一次世界大戦の特需に沸くアメリカ。ジャズや野球、チャップリンの映画など、アメリカ文化が隆盛を誇った時期の空気感も感じられます。
所謂ミュージカル映画って「サウンドオブミュージック」のイメージのせいか純愛や家族愛を描いる作品が多そうで（御幣があるけど）退屈なんじゃないかと思ってしまうんですが、これは「女達の犯罪＆成り上がり（引きずりおろし）」がベースにあるのでどこかコミカル。腹の決まった女達が自分の名誉地位栄光のためふるまう姿は見ていてスカっとします。民衆が犯罪をゴシップとして消費していきそれが過熱する様は現代社会のよう。ヴェルマとロキシーの二人は最後に客席に向かって感謝の言葉と投げキスをするのですが、「（ゴシップ好きな）あなたたちのおかげで（成功した）」みたいな皮肉もあるのかな。とも思いました。
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ミュージカル繋がりでこちらの2本
【ネタバレ有★3】映画「ロボッツ」の感想
ロボットの世界を描いた作品。この世界のロボットの生涯は、赤ちゃん型から始まって、パーツを換装していくことで大人のロボットへと成長していきます。
基本情報
あらすじ
小さな町の貧しい皿洗い機ロボット夫妻の元に生まれたロドニーは、夢を抱いて大都会ロボット･シティへ向かう。明るく一生懸命に生きる中古部品で作られたロボットたちとの出会い。だが、大企業の経営者ラチェットが、すべての中古ロボットをスクラップにするという恐ろしい計画を進めていた。これを阻止しようと、巨大都市でロドニーと仲間たちの冒険が繰り広げられる。果たして、ロドニーはラチェットの陰謀を阻止し、仲間を救うことができるのか?-Hulu-
キャスト・出演・上映時間
公開：2005年
上映時間：90分
監督：クリス・ウェッジ
製作国：アメリカ合衆国
| キャラクター | 日本語吹替え |
|---|---|
| ロドニー・コッパーボトム | 草彅剛 |
| フェンダー | 山寺宏一 |
| ビッグウェルド博士 | 西田敏行 |
| キャピィー | 矢田亜希子 |
| フィニース・Ｔ・ラチェット | 内田直哉 |
| パイパー | 増田ゆき |
ネタバレ感想
★★★☆☆（3）ロボットしか出てこないけどほとんど人間界
田舎と都会、貧富の差、夢を追う若者など、登場キャラは全部ロボットではあるものの、物語的にはヒューマンドラマっぽいなと思いました。
小さな町の発明家、ロドニー
主人公ロドニーは小さな町の貧しい家庭で育ちます。発明好きで、偉大な発明家”ビッグ・ウェルド”に憧れています。
父は皿洗いロボット。かなり古びた部品で仕事をしていました。ロドニーはそんな父のために、ワンダーボットというお手伝いロボを発明します。ワンダーボットはてきぱきと仕事をこなしますが、お店の店主が声を荒げたことでパニックになり、結果、厨房をめちゃくちゃにしてしまいます。
父は「気にすることはない」と言いますが、ロドニーは父の弁償代を稼ぐためにロボット・シティへ旅立つことを決意。目的はそれだけでなく、ビッグ・ウェルドの元で発明家になりたいという夢を叶えたかったのです。
最初は反対していた両親ですが、息子の夢のために送り出します。
ロボット・シティに到着するも、ビッグ・ウェルドには会えず…
ロボット・シティに到着すると、さっそくビッグ・ウェルドの元へと向かいます。が、大都会のシステムにテンヤワンヤ。その道中で出会ったのが赤いロボットのフェンダー。フェンダーに案内してもらい、ビッグ・ウェルドの会社に到着します。
しかし、フロントの警備ロボットに「彼はもうここにはいないよ」と追い返されてしまいます。
出会った仲間たち
ロボット・シティで出会ったのは貧しい中古ロボットたち。ロドニーは他に行くあてもないのでこのロボットたちの家にお世話になります。
ロドニーはそこで、中古ロボットの修理をはじめます。
ビッグ・ウェルドはどこへ？
ビッグ・ウェルドはラチェットという大企業の経営者に席を奪われ、隔離された建物の中でドミノをして遊んでいました。自分はもう時代遅れであると、自信を喪失していたのです。
ロドニーは彼の姿に失望します。
ロドニーたちは、ビッグ・ウェルドに頼らずラチェットに挑みます。その姿をみてビッグ・ウェルドもかつての意欲を取り戻したのでした。
vsラチェット
ラチェットの目的はスペア部品の生産を止め、アップグレード版を売ること。このアップグレード版を買えないロボットは古びていくだけ。その古びたロボットをスクラップにしようというのです。
ビッグ・ウェルドを仲間に加えたロドニーたちは、ラチェットの会社へ乗り込みます。
黒幕は巨大なスクラップ工場にいました。それはラチェットの母親。彼女が用意した最新型のロボを相手に弱気になっていましたが、かつてロドニーが修理した街の中古ロボットたちが大勢で助けに来てくれて勝利しました。
ロドニーの夢が叶う
ロドニーはビッグ・ウェルドを連れて故郷に帰ります。ビッグ・ウェルドはそこで「ロドニーが私の後継者だ」と宣言します。
町ではフィスティバルが開催されました。ロドニーの父は音楽家になる夢を持っていました。ロドニーは父に楽器をプレゼントします。父の演奏にあわせ町のロボットが次々を音を奏で踊りだします。これでおわり。
感想
普通でした。主人公の危機的状況が薄すぎたのでドキドキもワクワクもハラハラもないです。子どもが見たら楽しい映画だと思います。
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【ネタバレ有★5】映画「怪盗グルーの月泥棒」のネタバレ感想。ミニオンが人気になった理由がワカル。
すっかり有名キャラクターになったミニオンズ。その最初の登場作品がコレ！今では『ミニオンズ』をフィーチャーした映画も作られて、大出世ですね！
「怪盗グルーの月泥棒」が公開された当時は、人気子役の芦田愛菜ちゃんが吹替えを担当するということもあって、話題性も抜群でした。
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基本情報
あらすじ
郊外の秘密基地でネファリオ博士と研究をしながら暮らす怪盗軍団ミニオンのリーダー・グルーは、あらゆる兵器を使って盗みや嫌がらせをすることが大好きな卑劣漢。世界一の悪党を目指す彼が狙う今回のターゲットは、月だった。彼は月を盗む為、対象を小さくできる秘密兵器「縮小ビーム銃」を手に入れるが、ライバル怪盗・ベクターに銃を盗まれてしまう。-Wikipedia-
キャスト・出演・上映時間
上映時間：95分
製作国：アメリカ合衆国
| キャラクター | 紹介 | 日本語吹替え |
|---|---|---|
| グルー | 本作の主人公。怪盗軍団ミニオンのリーダー。盗みや嫌がらせなど、人々を困らせることが大好きで、子供嫌い | 笑福亭鶴瓶 |
| ベクター | グルーの宿敵。狡猾で自信過剰な性格。眼鏡にジャージ姿が特徴。グルーの計画を阻止しようとする。 | 山寺宏一 |
| ネファリオ博士 | グルーの家に暮らすマッドサイエンティスト。年齢は、約150歳。頭脳明晰だが奇人。 | 伊井篤史 |
| マーゴ | グルーの元にやってきた三姉妹の長女。しっかり者で面倒見がいいが、理屈屋で過保護な所がある。 | 須藤祐実 |
| イディス | 三姉妹の次女。好奇心旺盛で、何にでも手を付けたがる為に、よく騒動を巻き起こしては、グルーを困らせる。 | 矢島晶子 |
| アグネス | 三姉妹の三女。純粋な性格で誰にでも友好的に接するが、内面では愛に飢えている。三姉妹の中で最もグルーに懐いている。 | 芦田愛菜 |
ネタバレ感想
★★★★★（5）テーマパークにいるような楽しさ
怪盗、発明品、よく分からない生物（ミニオン）…SF・ファンタジー・コメディなど色々な要素満載な作品でした。
ちょいちょいやらかすけど、ちょいちょい役に立つミニオンたちがとってもキュートでした。ミニオンが出てくるたびにクスッと笑ってしまうところが多かったです。数は多いけど物語の邪魔はしない感じがエクセレント。
物語のキーパーソン三姉妹との出会い
「月」を盗むため「縮ませ光線銃」を完成させたグルーたち。しかし、グルーの宿敵”ベクター”に銃を盗まれてしまいます。
グルーはベクターの家に侵入を試みますが、セキュリティが高く侵入不可能。絶望的な状況でした。
セキュリティ最強のベクターの家。建物の周りでサメが泳いでます。
そんな中、クッキーを配り回っている三人姉妹が現れます。彼女達は養護施設で暮らしていました。
ベクターは姉妹がクッキーを売りに来たことが分かると、あっさりセキュリティを解除します。その様子を見たグルーは、三姉妹を利用して銃を取り戻せないかと考えました。グルーは施設から姉妹を引き取ります。
三人姉妹の末っ子”アグネス”の吹替えを担当しているのは当時５歳の芦田愛菜ちゃん！アグネスの無邪気な可愛さにぴったりはまっています。個人的には「おねが～～い」と、「この音もイライラする？ﾎﾟﾎﾟﾎﾟﾎﾟ」のところが好きです。
そして、グルーはネファリオ博士に”クッキーロボ”を作ってもらいます。姉妹にそれを持たせ、再びベクターの家にクッキーを売りに行くように言います。
基地がめちゃくちゃかっこいいですね。ミニオンが大量。この数の多さが最後の１シーンで役に立つという（笑）
三姉妹との生活、そして別れ
三姉妹のおかげで、グルーはベクターから銃を奪い返すことに成功しました。当初は子ども嫌いのグルーでしたが、三姉妹に懐かれ、だんだんと仲良くなっていきます。
しかし、ネファリオ博士に「作戦の邪魔になる」と言われてしまい、姉妹は再び施設に戻されてしまいます。
アグネスが好きなユニコーンのぬいぐるみを、街に出たミニオンが買ってきてくれるシーンが可愛かったです。劇中ではグルーの手伝いや姉妹のお世話など、ミニオンたちも健気に頑張っています。
結末：全員のちからを合わせて救出脱出大作戦！
グルーは月を手に入れ大喜びのグルーでしたが、三姉妹と生活していた時、彼女たちと交わした約束を思い出します。それは、彼女達の『バレエの発表会』を見に行くこと。グルーは約束を守るため、急いで会場へ向かいましたが、もう終わった後。しかも、姉妹はベクターにさらわれてしまいました。
グルーはベクターの飛行船を追跡し、姉妹と引き換えに月を渡します。が、月は少しずつもとの大きさに戻ろうとしていました。
グルーは飛行船に近づいて、姉妹にこちらに飛び移るよう言います。施設に返されてしまったことにショックを受けていた彼女達は拒みますが、「あれは俺の人生最大のミスや！今は飛べ！」とグルーが言うと、アグネス、イディスが先に飛び移ります。
しかし、マーゴが飛ぼうとしたところで、ベクターに捕まってしまいました。グルーが助けに行こうとしたとき、飛行船を繋いでいたロープが切れて、そのまま二人は落下。
ミニオンたちが手を繋いでロープの代わりとなり、ふたりを救出しました。
この二人を助けるシーンのために大量にいるといっても過言ではない。
ベクターの方はというと、元の大きさに戻った月といっしょに宇宙へ飛んでいってしまいました。
グルーと姉妹はまた一緒に暮らし、基地で姉妹のバレエの発表会を開きます。こうして新しい生活が始まるのでした。
そして次作『怪盗グルーのミニオン危機一発』へと続くのであった。
興行収入の推移を見て見ると、
2010年『怪盗グルーの月泥棒』12億円
2013年『怪盗グルーのミニオン危機一髪』25億円
2015年『ミニオンズ』（スピンオフ）52.1億円
2017年『怪盗グルーのミニオン大脱走』73.1億円
-Wikipediaより-
きれいな具合に右肩上がり。２作目からミニオンが全面的に推されているようなタイトルになりましたね。このタイトルだけで、ミニオンがどったんばったんしているのかな、という雰囲気が伝わってきます。
全作を通してみるのが面白いかもしれませんね！
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【ネタバレ有★4】「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」の感想
L.A.の伝説的フォトグラファー「ソール・ライター」 の人生をインタビューで振り返るドキュメンタリー。公開時イメージフォーラムで観たんですが、家で再度見る事が出来て嬉しい！テンポのゆっくりした作品だったので、劇場でちょっと眠くなっちゃって…自宅でリラックスしながら見たかったんですよね。劇場で見たときよりもずっと、しみじみとした感動がありました。
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基本情報
あらすじ
ソール・ライターは1940年代からカラー写真を撮り始め、有名誌の表紙を飾るようになる。しかし、1980年代に写真は商業性が強く求められ始め、彼は表舞台から姿を消す。ところが、2006年に作品集が出版されると、回顧展や出版が続くようになり…。（写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと
）
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映画データ
公開：2012年
監督：トーマス・リーチ
上映時間：78分
制作国：イギリス
著名な写真家に迫る！映画『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』予告編
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感想
★★★★☆（4）あえて名声から距離を置く「人生への慎み深さ」
ソールライターは50年代よりVOGUEなどの一流ファッション誌で活躍していたものの、80年代になって名声から距離を置くように姿を消します。2000年になりドイツのアートブックを得意とする出版社「シュタイデル」から出版された「Early Color」からブームが再燃。この作品では監督がアトリエ兼自宅に通いながら対話を重ねる中で、カラー写真のパイオニアのソールライターの写真が何故こんなにも染みるのか？を静かなトーンで紐解いていきます。
説教臭い＆意識高そうなタイトルだったので、情熱大陸っぽい熱い感動があるのかと身構えて（嫌いじゃないけど体力が要る）見始めたんですが、実際はおじいちゃんの家に遊びに行って片付けしながら話を聞いて散歩の後ろを付いていく感じ。ご本人もちょっとシニカルでチャーミング。猫もかわいい。
何が心を掴むのか
過去の栄光や現在のブームに対しても、一貫して淡々とした態度。「幸福は人生の要じゃない、それ以外のすべてが人生なんだ。」という言葉の通り、激しい情動を好まずに求道的な態度をとり続けているけど、その事も決してドラマチックには見せない。そういう姿勢が作品作りにも現れていて、ガラスの反射で「覗いているような」写真、雨雪を通して遠くから「眺めるような」スナップ、構造物を手前に置いて大きく「距離や余白を取る」複雑なフレーミング、重層的な技術をひけらかさない見せ方…ソールライターの写真の慎み深さの奥にあるものに気付いたとき、人は感動するのかなと思いました。
米文学研究者の柴田元幸さんの翻訳も相まって、彼の生活の中で語られる言葉はどれも実感から生まれた言葉で噛み締めたいものばかり。疲れて家に帰ってきたとき、ぼんやり見返したい作品です。
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